求人倍率が表す仕事の量と求職者数

景気が悪くなると薄くなる求人誌

求人倍率が表す仕事の量と求職者数 企業は求人を出すにもお金がかかります。最近はコンビニなどで自由に持って帰ることができるフリーペーパーの求人誌がありますが、広告を載せている企業は当然お金を払っています。出版社はその広告費と裏表紙に載せるスポンサー広告などで成り立っています。景気が良いと求人が増えますので出版社は儲かります。しかし景気が悪く企業が人をあまり採用しない時期には広告を載せてくれる企業が少ないので、景気の良い時の半分くらいの薄さになってしまうこともあります。求人誌の厚みで景気が分かるといわれるのはそのためです。

出版社にしてみると、あまりに薄っぺらい情報誌は出したくないので、広告が減ってくると、これまでと同じ料金で掲載期間を2倍にしたり、頻繁に広告を出してくれる企業には割引をして頻度を上げてもらったり、と様々な努力をします。つまり、ただでさえ薄っぺらい情報誌なのに、その中身は既に求人募集が終わっているものや、真剣に人材がほしいと思っているわけではない企業の広告も含まれています。どの広告がページ数を増やすための釣り広告なのか、求職者には分かりません。それを見分けるには、毎週のように購入し、いつまでも掲載されている広告と新しい広告の区別がつくくらいにならなければなりません。情報誌でもインターネットの求人サイトでも同じですが、新着広告のほうが採用される確立は高いです。そして情報誌よりもインターネットのほうが情報は新しいと思って良いでしょう。

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